ヨーロッパ旅行を計画するとき、多くの人が悩むのが「何日間あれば十分楽しめるのか」ということです。
旅行者の意見を見ると、3泊5日など短期間でも目的を絞れば楽しめると言う人もいれば、ヨーロッパなら10日〜2週間程度がおすすめという人もいます。
私はドバイに8日間、ヨーロッパ5カ国を14日間旅行しました。
この記事では、実際に長期間ヨーロッパを旅行して感じたメリット・デメリットや、旅行期間を決める時のポイントを紹介します。
長期間旅行するメリット
飛行機代を相対的に安くできる
長期間旅行のメリット1つ目は、ヨーロッパまでの高い航空券代を有効に使えることです。
例えば、往復15万円の航空券を購入した場合、3泊5日の旅行でも2週間の旅行でも航空券代は大きく変わりません。
そのため、短期間の旅行では「移動費に多くのお金を使った」という感覚になりやすいですが、長く滞在することで1日あたりの航空券代を抑えることができます。
ヨーロッパ旅行では、航空券だけでも大きな出費になります。
せっかく時間とお金をかけてヨーロッパまで行くなら、短期間で帰国するよりも、長期間滞在した方が満足度は高くなると感じました。
ただし、長期間旅行すれば必ず費用が安くなるわけではありません。
滞在期間が長くなるほど、ホテル代や食費などの費用も増えていきます。
つまり、長期滞在は「航空券代を有効活用できる」というメリットがありますが、旅行全体の費用は滞在日数とのバランスを考える必要があります。
行きたい場所に行ける
長期間旅行のメリット2つ目は、予定に余裕ができるため、トラブルが起きてもスケジュールを調整しやすくなることです。
私の場合、ヨーロッパ旅行中に夜行バスの予約を間違えてしまい、行く予定だったモンサンミッシェルに行けませんでした。
次の日にも行きたい場所があり、その後の移動バスも事前に予約していたため、予定を変更することができず、諦めるしかありませんでした。
もし旅行期間に余裕があれば、予定を組み直して行けていたかもしれません。
長期間旅行では、行きたい場所を増やせるだけでなく、予想外のトラブルにも対応しやすいというメリットがあります。
安い移動手段を選べる
長期間旅行では、時間に余裕があるため、費用を抑えた移動手段を選びやすくなります。
ヨーロッパでは、都市間の移動に飛行機だけでなく、夜行バスや鉄道などさまざまな選択肢があります。
特に夜行バスは、飛行機と比べて料金が安いことが多く、移動時間を有効活用できるメリットがあります。
短期間の旅行では、限られた時間を優先して飛行機を選ぶことが多くなります。
しかし、長期間旅行なら移動時間の長い夜行バスも選択肢に入れることができ、旅行費用を抑えながら多くの場所を訪れることができます。
その国の文化や雰囲気をより知ることができる
長期間旅行すると、同じ国にいる時間が長くなるため、観光地を回るだけでは気づかなかったことも少しずつ分かってきます。
例えば、旅行中にパエリアを食べたとき、「ちょっと高すぎない?」と感じたことがありました。
味は普通においしかったのですが、周りのお店と比べても明らかに値段が高く、気になって後から調べてみると、現地出身ではない方が経営しているお店だと分かりました。
もちろん、移民の方が経営しているから値段が高いというわけではありません。ただ、実際にいろいろなお店を利用してみると、同じような料理でもお店によって値段が違うことに気づきました。
そして次の日、別のお店で本場のパエリアを食べてみました。
一口食べて、「やっぱりこれだ。本場のパエリアだ」と感じました。最初に食べたパエリアよりも明らかにおいしく、これが本場の味なんだと思ったことを覚えています。
こうした経験から、旅行中はいろいろなお店の値段を見るようになりました。何日か滞在していると、「このくらいの値段が普通なんだ」と、その土地の相場も少しずつ分かってきます。
また、フランスでは「Bonjour」と挨拶してから店員さんと話すなど、親しみを持った挨拶を当たり前としている文化を感じました。こうした文化の違いにも、現地で過ごす中で気づくことができます。
長期間旅行するデメリット
旅行に疲れてくる
長期間旅行のデメリット1つ目は、旅行そのものに疲れてしまう可能性があることです。
2週間のヨーロッパ旅行は、楽しいことが多い一方で、海外で長期間過ごすため、思っている以上に体力を使います。
観光地を歩き回るだけでなく、都市間の移動やホテルのチェックイン・チェックアウト、荷物を持っての移動など、普段の旅行ではあまり気にならないことでも少しずつ疲れがたまっていきます。
私も14日間のヨーロッパ旅行では、最初の頃は毎日のように観光地を巡っていましたが、旅行後半になるにつれて疲れを感じるようになりました。
せっかくヨーロッパまで来たからと予定を詰め込みすぎると、観光を楽しむよりも「次の場所へ移動しなければ」という気持ちが強くなってしまいます。
そのため、長期間旅行する場合でも、毎日予定を入れるのではなく、途中でゆっくり過ごす日を作ることが大切だと感じました。
長すぎると飽きる可能性がある
長期間旅行のデメリット2つ目は、旅行期間が長すぎると飽きてしまう可能性があることです。
私はスペイン、フランス、イタリア、マルタ、バチカン市国の5カ国を14日間で旅行しました。
複数の国を巡ったため、景色や街の雰囲気も大きく変わり、旅行中に飽きることはありませんでした。
しかし、「これ以上長期間だったらどうだっただろう」と考えると、少し飽きていたかもしれないと感じます。
また、旅行中には日本食が恋しくなることもありました。
海外の食事を楽しめるのも旅行の魅力ですが、長期間になるほど、日本の食事や普段の生活が恋しくなってきます。
そのため、長ければ長いほど良いというわけではありません。
行きたい場所が多ければ長期間旅行もおすすめですが、特に目的がないまま旅行期間だけを長くすると、途中で「そろそろ帰りたい」と感じてしまう可能性があります。
旅行費用が増える
航空券は旅行期間が変わっても料金が大きく変わらないことがありますが、当たり前ですがホテル代や食費、現地での交通費などは、滞在する日数が増えるほどかかってきます。
例えば、1泊1万円のホテルに泊まる場合、3泊なら3万円ですが、14泊すると14万円になります。
そのため、長期間旅行は航空券を有効に使える一方で、ホテル代などの滞在費はその分増えていきます。
「せっかくヨーロッパまで行くなら長く旅行した方がお得」と考えたくなりますが、旅行に使える予算も考えながら、自分に合った期間を決めることが大切です。
実際に2週間ヨーロッパ旅行して感じたこと
2週間あれば主要都市を回ることができた
私の場合、ヨーロッパを2週間かけて5カ国旅行しました。
旅行前に「ここだけは行きたい」と考えていた場所には、ほとんど行くことができました。
もちろん、1つの国をじっくり観光するのであれば2週間でも足りないと思います。しかし、複数の国や都市を巡る旅行であれば、2週間あることである程度余裕を持って予定を組むことができます。
実際に旅行してみて、2週間あれば「行きたい場所をある程度回りながら、旅行自体も楽しめる」くらいの期間だと感じました。
ただし、訪れる国や都市が増えるほど移動時間も長くなるため、行きたい場所をすべて詰め込むのではなく、ある程度行き先を絞ることも大切です。
物足りなさと疲労のバランスが良かった
私の場合、卒業旅行だったこともあり、多少疲れてでもいろいろな国の有名な観光地をできるだけ多く回りたいという気持ちがありました。
そのため、2週間で5カ国を回る今回の旅行は、費用と満足度を考えてもちょうどよかったと感じています。
もちろん、毎日のように移動や観光をしていたので、後半は疲れもありました。それでも、「せっかくヨーロッパまで来たから、できるだけいろいろな場所を見ておきたい」という気持ちのほうが強かったです。
一方で、もし社会人になってから同じような旅行をするなら、私はもう少し余裕を持った旅行にしたいと思います。
例えば、2週間で2〜3カ国くらいにして、観光だけでなく、何もしない日や街をゆっくり歩く時間も作りたいです。
このように、同じ2週間でも、旅行の目的によってちょうどいい過ごし方は変わると思います。私の場合は「できるだけ多くの国を回りたい」という目的だったので、多少の疲れも含めて2週間がちょうどよかったです。
2週間でも休む時間は必要だった
2週間とう短期間でも、毎日観光地を回り続けるのは正直しんどかったです。
私もできるだけ多くの場所に行きたかったので予定を詰めていましたが、何もしない日や、街をぶらぶらしたり買い物をしたりする日も必要だと感じました。
2週間旅行する場合でも、少し余裕を持った予定にしておくと、最後まで旅行を楽しみやすいと思います。
旅行期間を決める時の判断基準
行きたい場所に行ける期間か
まずは、旅行で絶対に行きたい場所をピックアップしてみましょう。
1つの都市をじっくり観光したいなら3〜5日程度、複数の国を巡りたいなら、移動時間も考えて10日〜2週間程度あると予定を組みやすいと思います。
また、すべての予定を事前に決めてしまうのではなく、ある程度ルートを決めたうえで、ホテルや夜行バスなどは旅行中に予約する方法もあります。わたしはそうしていました。
予定に余裕があれば、トラブルが起きたときにもスケジュールを変更しやすくなります。
物足りないと感じない期間か
「もっと長くいたかった」と思うのか、「行きたい場所はできるだけ回っておきたい」と思うのかでも、必要な期間は変わります。
また、これからの人生で同じ国に何度も行きたいのか、それともまだ行ったことのない国をできるだけ多く訪れたいのかも考えてみるといいでしょう。
私の場合は、同じ国を何度も訪れるより、まだ行ったことのない国に行ってみたい気持ちが強いため、1回の旅行でその国の行きたい場所はできるだけ回っておきたいと考えています。
疲れて楽しめなくならない期間か
旅行は、長ければ長いほど良いわけではありません。
毎日観光や移動を続けて疲れてしまうと、せっかくの旅行を楽しめなくなります。
「行きたい場所」と「旅行中に無理なく過ごせる日数」のバランスを考えて、期間を決めるのがおすすめです。
まとめ
ヨーロッパ旅行に必要な日数は、行きたい国や旅行のスタイルによって変わります。
1つの都市をじっくり楽しむなら短期間でも十分ですが、複数の国を巡るなら10日〜2週間程度あると、移動時間も含めて余裕を持ちやすくなります。
私は実際に2週間で5カ国を旅行しましたが、行きたい場所をある程度回ることができ、長すぎるとも感じませんでした。
ただし、毎日観光を続けると疲れるため、旅行中に休む時間も必要です。
旅行期間を決めるときは、**「行きたい場所」「予算」「無理なく楽しめる日数」**の3つを考えて、自分に合った期間を決めてみてください。
