海外旅行でドバイを選んだことで、人口の約90%が外国人という多様性を体験し、バングラデシュ人やドイツ人、サウジアラビア人など、さまざまな人々と深く関わることができました。そこで、人々の冷たさや温かさを実感する貴重な経験をしました。
この記事では実際のドバイの治安や安全性を、トラブルなどの実体験を通して知ることができるので、ぜひ参考にしてみてください!
客引きに引っかかってしまった話
私の行ったold cityのようなオールドスークでは、客引きが多いので、買わない人は買わないという意思を強く持つ必要があると思います。
以下はold cityの写真です。
私は街中を見て楽しむだけのつもりで行きましたが、「見てみる?」と言われ、店に入り「お客さんだけ特別に割引してあげる」「家族へのおみやげにどう?」と言われました。
何度も「まだ高い」「もう少し値引きしてあげる」とやり取りを重ねるうちに、時間を長く使ってしまっているのでここで帰ったら申し訳ないと感じてしまい、結局買ってしまいました。
お店に入った時点で買うことが決まっていたような気すらしてしまいます。。。
しかし、強引な客引きなどなく、買うことを強要しているわけでもなく、店員さんも面白い人であったため、治安が悪いなどとは全く思いませんでした。
結局買ってしまわないために
まず、買う気がない場合はお店に入らないことが大切です。
しかし、観光地ということもあり、店の中の雰囲気やどんな商品があるのかなどが気になり、見るだけならいいやと入ってしまうこともあるでしょう。
そして私の場合は店に入ると、カシミヤの生地を触ることを勧められ、店員さんから「いくらなら買いますか?」と尋ねられます。
もし本当に購入の意思がない場合は、はっきりとその意思を示しましょう。私も一度は非常に低い金額(約100円)を提示した結果、長い価格交渉を経て約2,500円で購入することになりました。この経験から、買う気がないのに価格交渉に応じると、購入の可能性が高まると感じました。
なので買う気がないなら値段の話はしない方が良いということを覚えておいてください。
現地の人がホテルを20分探し歩いてくれた話
ドバイでは、優しい人とも多く出会いました。
1日目にドミトリールームに宿泊しましたが、ホテルの看板がなく、どのビルの中にあるのか分からず探し回っていました。
初めに入ったビルで、廊下で携帯を触っている人に「このホテルの場所を知っていますか?」と尋ねると、彼は携帯を見てくれましたが分からず、「ここのジムで働いている」と教えてくれました。再度ホテルのことを話すと、一緒に探してくれることになりました。
彼と一緒にビルを出て、周りをうろうろした後、別のビルの一階にいる係員にも聞いてもらったおかげで、ようやくホテルがこのビル内にあることが分かり、無事にホテルの前まで送ってもらえました。
お礼にお金を渡そうとしましたが、彼は「大丈夫だよ」と受け取らず、何度かこのやり取りをしました。これは日本人同士のやり取りかと思っていたので驚きました。優しい人に出会うことができ、初日から心が温まりました。
彼はバングラデシュ人だと言っていたと思いますが、後にバングラデシュが親日的だと知り嬉しくなりました。
私が理解できるようにゆっくり英語を喋ってくれた話
ドバイ旅行中、海に入る計画はありましたが、どのビーチに行くかを調べずに行ったため、迷ってしまいました。そこで、ホテルから近いビーチに向かいましたが、立ち入り禁止の看板があったため、別のビーチに移動しました。しかし、到着したのは日が沈みそうな時間でした。20分ほど海に入ったところで、ライフガードから上がるようにアナウンスがあり、皆で上がりました。
泳ぎ足りなかった私は、近くにいた白人男性に「Can I swim yet?」と尋ねました。彼は英語で答えてくれましたが、あまり聞き取れず、少し頷いてしまいました。すると、彼はゆっくりとしたペースで話し始め、「ライフガードが帰った後も泳ぐ人はいるけど、もし何か問題があっても自己責任だよ」と説明してくれました。英会話はほとんどできない私ですが、彼が簡単な単語を使ってゆっくり話してくれたおかげで、理解できたのだと思います。
困ってそうな人に8,000円あげてしまった話
ドバイに慣れてきて、1人旅行ということもあり、もっとサウジアラビア人や現地の人と喋って仲良くなりたいと思っていた頃の話です。
深夜12時くらいにスーパーで買い物をして、泊まっているホテルに戻ろうとしていた時のことでした。車高が高い高級車っぽい車に乗っているドバイの民族衣装を着た、見た目ですぐにサウジアラビア人だとわかる人に、遠くから喋りかけられたような気がしました。
ん?私に喋りかけた?と思い、車に近寄りました。
すると、車に乗った二人組のサウジアラビア人の運転手の人が「wehre are you from?」と喋りかけてきたので、「I,m from japan」と言いました。すると、「I love Japan」と言ってくれたので、仲良くなれそう!と完全に浮かれました。
そして、クレジットカードをハンドルにカタカタと叩きながら何かを英語で喋っていました。
英語がわからない私は、その動作から「車にガソリンを入れたいけど、クレジットカードにお金が入っていない」と言って困っているのかなと思い、「money you want?」と動作をしながら聞きました。
すると「yes yes」と言っていたので私は、その時持っていた2種類のお金、100dh札(約4,000円)5枚くらいと、10dh札(約400円)のどちらのお札が高い価値のお札なのかがわからず、「chose」と2枚のお札を提示しました。
すると、「this one」と片方の札を指差したので手渡しました。
すると、「one more plese」といわれた為、もう一枚同じお札を渡しました。
しかしまた「one more」と言われた為、あれ?これダメじゃない?カモにされてるじゃん。と気付きました。
そして、「これあげるよ」とイカールと呼ばれる伝統衣装の一部を手渡す動作をしましたが「no thank you」と言い断りました。
(以下の写真の黒い輪っかの部分がイカールです)
その後は、「one more plese bro」と「no money」のやり取りが何度か続いた後、少し早足でホテルの方向に歩き始めました。
振り向くとすごい勢いで車を走らせていました。
なぜそんなにアクセルを踏むんだ?と思いながら、カモにされたショックと、面白い体験をしたから日本に帰ってから話のネタにできる。と嬉しさもありました。
ホテルに帰ってきてからお札の価値を調べたところ、
やはり100dh札(約4,000円)を2枚、合計約8,000円をあげてしまったと落ち込みました。少しサウジアラビア人を嫌いになってしまったような気もしてしまいます。
警戒心はとても強いと自負していましたが、うまく仲良くなった感を出したサウジアラビア人にお金をあげてしまったわけです。高級車のような見た目の車に乗っていたのでお金を普段から知らない人からもらっているような人には見えず、「ちょうど今だけお金がない」のだと思い込んでしまいました。
ドバイでは監視カメラや街灯が多いので、都会でこのような経験をすることは珍しいのではないかと思います。
こんなことは滅多にないと思いますが、皆さんは知らない人にお金を渡さないようにしましょう。
騙されないようにするためには
ドバイは治安がいいと安心せずに、まずは、どの国にも観光客を狙った悪い人も一定数いるということを覚えておくことが大切です。この認識があれば、冷静に判断することことができるようになると思います。
また、旅行中に仲良くなりたいと考えるなら、自分から話しかけて仲良くなったほうが安全だと思います。
私は8,000円をあげてしまったわけですが、逆に、これ以上何もなくて良かったと思います。
まとめ
ほかにもドイツ人とドミトリールームでお話したり、さまざまな国の人と交流する機会がありました。こんな多様な人々と関わる経験は、ドバイでしか味わえないと思います。
ドバイでは至る所に監視カメラがあり法律も厳しいので、日本人が安心して海外旅行できる国だと実感しました。
しかし、どの国に行く際も、安全には十分注意を払うことが重要です。
そして、一人での海外旅行では、ワクワクしながらも不安が伴いました。そのため、人々の冷たさや温かさをより深く感じることができたと思います。
一人の海外旅行ということで、悪い人にの法的になりやすいかと思います。ですが、その分助けてくれたり優しくしてくれる人も多いので1人で良かったと思います。